第9回 日展 神戸展

2023年3月17日

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“第9回 日本美術展覧会 神戸展(巡回展)”へ行ってきました。

今年で115年目となる本展は,明治40年の第1回文展(文部省美術展覧会)に始まり,帝展(帝国美術院美術展覧会)を経て,戦後,日本美術展覧会となった,伝統ある日本最大の総合美術展覧会です。

日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書の5つの部門で構成され,世界でも類を見ない規模の公募展あり,日展の呼称で広く知られています。

全国各地から,10代の学生,社会人や100歳を超える年配の方など,幅広い年齢の方が応募し,その中から厳しい審査を経て選ばれた作品が陳列されます。

作品自体は昨年秋に東京展で鑑賞しており,今回 神戸での巡回展を訪れた最大の目的は,上原伊織先生と小倉敏江先生による工芸芸術の作品解説会です。

出展作家自らの解説ということで,先生の発言 一言一言に新たな発見があり,解説会の後に見る作品は,東京展で1度見た作品とは思えないほどに,より深く美しく,吸い込まれてしまいそうになりました。

 

三村(晃)